便秘はなぜなるの?
つらい便秘はなぜなるのか?
便秘になりにくくなる方法など・・・
1.便秘とは
便秘とは一般的に、排便が順調に行われない状態のことをいいます。
1日1回排便があっても、量が少ない時、便がすっきり出た感じがない時、
便がかたくなかなか排便できない時、あるいは数日以上も排便がない時、
排便の間隔が不規則な時などがあります。
2.便秘の原因
(1)急性
便の成分になる食物繊維が少ない食事(肉類など)に偏り過ぎた場合
体内の水分不足(汗が多い場合、水分摂取量が足りない場合など)のため、
便の水分が不足したことによるもの
環境の変化(旅行など)によるもの
寝たきりの状態のため、腸の運動の低下によるもの
(2)慢性
弛緩(しかん)性
腸の運動や筋力の低下によるもの(高齢の方、お産回数が多い女性)
痙攣(けいれん)性
腸の運動が引きつったようになり、便の通りが悪くなるもの(下剤の乱用、過敏性大腸炎など)
直腸性
排便の反射が弱くなっている場合(便意を我慢すること、浣腸の乱用など)
(3)薬の副作用でおこる便秘について
痛み止めとして麻薬を使うと腸の動きが抑えられ、ほとんどの方が便秘になります。
また、抗がん剤治療(ビンクリスチン、ビンデシン、ビンブラスチン、パクリタキセル、
ドセタキセルなど)に伴って便秘になることもあります。
こういった薬の使用に伴う便秘の場合、毎日下剤を飲んだり、量を調節しながら排便の
コントロ−ルをしていくことが必要になってきます。
便の量は普通、1日1回、バナナ2本分ぐらいの便が出るのが、理想的な状態であると
いわれています。
3.排便を促す方法
(1)食物繊維の多い野菜(例えば、たけのこ、ごぼう、海藻類、きのこ類、こんにゃくなど)や
果物を食べる
(2)毎日、朝食後に便意があってもなくてもトイレに行って、規則的な排便の習慣をつくる。
(3)便意があったら我慢をしない。
(4)身体を動かすと、腸の動きがよくなるので、1日に10〜15分ぐらいの適度な運動をする。
(5)水分が足りないと、便がかたくなって便秘になるので、1日にコップ7〜8杯ほどの
水分をとる。
(6)空腹時(起床時など)に、冷水あるいは牛乳を飲む。
(7)腹部のマッサ−ジをする(大腸は右側から左側に走行しているので、「の」の字を
書くように右回りにマッサ−ジをすると、動きがよくなる)。
(8)温めると腸の動きがよくなるので、腹部を温める(入浴もよい)。
(9)下剤を飲んだり、坐薬や浣腸によって排便を促す。
4.便秘に良い食品・悪い食品
便秘を改善する食品
・乳製品(牛乳・ヨーグルト)
日本人の中には、体質的に乳製品を消化しきれず、下痢や便通を引き起こす人もいる
このような人には、緩下剤としての効果がある
・油脂類(バター・ごま油)
脂肪は腸内容物の通過をスムーズにすると同時に、脂肪酸が腸粘膜を刺激し、排便を促す
・炭酸飲料・ビール
催便作用がある
・酢酸・クエン酸・リンゴ酸・酒石酸
大腸の蠕動を促す
・糖分(はちみつ・砂糖・水あめ)
腸内で発酵しやすく、大腸の蠕動を促す
・香辛料(からし・わさび・カレー粉)
大腸を刺激する
・その他(小豆・イチジク・寒天)
緩下剤としての作用があり、昔から便秘に薬効のあることが知られている
便秘を悪化させる食品
・しぶ柿・赤ぶどう酒
多量のタンニンを含む。下痢を止めるくすりとしても使用される
・肉類にかたよった食事
大部分が吸収されるため、便の量が減少し、大腸の蠕動運動が弱くなる
なるほど私が便秘になりにくいわけは、ビールだったのですね〜。

